ブログを読んでいただきありがとうこざいます!
1〜3年目のセラピスト向けの内容となっています。
皆さんこのように、
勉強方法に悩んでいませんか?
僕が働き出したときは悩むことが多かったです。
先輩方に勉強方法について聞いても、
この本が良いよ!この手技が流行っているよ!
など、オススメの本や手技、勉強会を教えてくれました。
そしてオススメどおりに色々試しました。
勉強した結果、
モチベーションは上がる。
ただ、なかなか臨床で活かせない。
なぜ臨床で活かせないのか?
勉強会にも行って、教科書も読んでいる。
勉強していないわけではない。
勉強しているのに😭
セラピストではなくても、
こういった悩みを持っている人はたくさんいると思ってます。
勉強のやる気はある。
でもどうやって勉強すれば良いのかわからない。
勉強方法より勉強までのプロセスが大事
結論から言うと
勉強方法を考えるのではなく
勉強する意味や目的を考えること
のほうがかなり大切です。
僕自身、これに気づけてないとき
この教科書・文献を全部読もう!
というように、
勉強することが目的になっていました。
確かに、教科書や文献を読むことは
知識を増やすために必要不可欠です。
問題なのは、
インプットするタイミングです。
教科書・文献を開くのが早くないですか?
本を開く前にまず、何のために
勉強するのかを考える時間が必要です。
これは目標設定にも通じることです。目標設定についても書いてますので見てみてください!
目標設定の大切さを知る
今回はこのことに気づくまでの話を、僕の失敗談を交えながら書いていこうと思います。
〜このブログを書いている人〜
ぐるPT
・理学療法士(回復期病院⇢老健)
・介護領域のリハビリに大苦戦中
・自己成長のためのブログ作成中(初心者)
一緒に頑張りましょう!
僕の失敗談
勉強が嫌いなわけではない
学生の頃は勉強できる方でもないし、大嫌いでした。
学生あるあるですが、
「こんなん勉強しても社会で使えない」なんてよく言ってました🙈
※生意気学生ですみません
国家試験合格するための勉強は
どうもやる気が出なかったです。
勉強が楽しくなりだしたのは働きだしてからでした。
理由は、学生の頃の覚える勉強ではなく、実際に使うための勉強が楽しかったのです。
勉強が楽しくなり、
勉強会にも通いだし、
休みの日は勉強会によく行っていました。
闇雲なインプットは迷走の入り口
とにかく、
Give!Give!Give!でした。
ある休日の日に、
先輩の臨床見学に行ったときでした。
腰部に動作時痛が生じている方のリハビリで、
何が考えられる?
椎間関節性腰痛か?筋・筋膜性腰痛?
〜あれも考えられます。
〜これの可能性もあります。
じゃあ何から評価する?
え〜と…😅
まず疼痛のタイミングと程度、
場所を評価します。
じゃあやってみて👍
了解です(どうしよ〜🥲)
とにかくグッダグダでした。
腰痛については確かに勉強していたはずでしたが、
臨床として全然活かすことができてなかった。
ショックでしたね。
そこで僕は、
「もっと勉強しなければ。勉強が足りないんだ。」
と思いさらにインプット。
結果は同じ、
臨床で考えることができない。
なぜ?頭ぐるぐる😭
※ぐるPTの名前の由来は「頭ぐるぐる」です。
人間は忘れる生き物
これはエビングハウスの忘却曲線といって、
記憶してから経過した時間(横軸)に対して、
再度記憶した際に
記憶当初からどのぐらいの時間がかかるか(縦軸)
をグラフにしたものです。
脳にインプットしてから
どの程度記憶できているかを測る
のに用いられています。
このグラフのように、
記憶してから20分後には42%忘れ、1時間後には56%忘れます。
そして1日後には66%忘れるそうです。恐ろしい。
なので復習をしましょうというのが、このグラフを用いてよく伝えられてます。
(塾のノートにもよく書いてました)
臨床しているときに、
なかなか復習する時間が取れない方が多いと思います。
(仕事中ですもんね😅)
人間は忘れる生き物ですね。
インプットだけではダメだと感じました。
勉強方法を調べる
なので勉強方法について書いてある本を読みました。
共通して書いてあることは
インプットだけではなくて、
アウトプットもセットで勉強することが大切ということでした。
アウトプットの重要性を知ったけど
これはラーニングピラミッドと言って、勉強する人ならよく目にする三角形だと思います。
ここにある通り、学習定着率は
・ディスカッション:50%
・体験:75%
・教える:90%
などのアクティブラーニング。
いわゆるアウトプット主体の勉強が
学習効率として良いと書いてありました。
読書は10%だったので、
そりゃインプット主体じゃ臨床に活かせないわ。
と安易に考えていました。
気を取り直して
アウトプットしようと意気込みました。
よっしゃアウトプットするぞ!〜について院内勉強会します!
プレゼンを通して知識は増えた実感は、インプットしかしていない時期と比べて、確かにありました。
されど臨床に活かせませんでした。
アウトプットの重要性を学び、
インプットだけの勉強よりも学習効率が上がったのに、なぜか活かせない。
こんな日々を数年過ごしていました。
失敗から学んだ目的意識の重要性
失敗続きで勉強に対するモチベーションも下がる。
さらにコロナ渦となり、
実技の勉強会も減っていきました。
悩みは依然として学んだことを臨床で活かせないこと。
なんで活かせないのか?
そもそもなぜ活かしたいのか?
そういうことを考えた時に、
浮かんできた答えが
臨床で困っているからでした。
そんなん当たり前のことやん。
そうです!当たり前のことです!
この当たり前のことに
気づくのに数年かかりました。
自分は臨床の何に困っているのか?
ここが不明確なまま
臨床のための勉強をしていました。
臨床のためなのにです!
今まで自分がしてきた
インプットもアウトプットも、
知識を増やすための勉強になっていました。
今までなんで活かせないのかを考えてきました。
気づいたことは、今までの作業は
勉強方法を考える作業であり
臨床に活かすための勉強を考えているわけではなかったこと。
そこから学んだ大切なことは
勉強を始める前に、
自分が臨床の何に困っているかを
考える必要があるということでした。
課題(勉強目的)の見つけ方
課題の見つけ方は簡単です。
日々の臨床で困ったこと・できなかったことをメモする
これだけです。
その内容ができるだけ
具体的なもの程いいです。
理想形としてはICFモデルの様な
参加⇢活動⇢身体機能・心身構造のような流れでメモできたらベスト。
そのメモの中から自分の課題をみつけて、課題解決のために勉強します。
課題設定のメリットとプロセス
課題を探す・みつけるメリットとは?
行動レベルまで落とし込みやすいことです。
しつこいようですが、
なぜ活かしたいのか?
臨床で困っているからです。
僕の失敗は、
・インプットのみだったこと
・アウトプットがプレゼンをするためだった
インプットだけでは、
忘却曲線のようにすぐ忘れてしまいます。
インプットで重要なことは、
アウトプットをする前提でインプットしていく必要があります。
そして、
アウトプットするタイミングは
臨床で行うことです。
臨床で生じる課題とは、
対人によって生じます。
そしてその多くは、
・コミュニケーションスキル
・臨床スキル
に分けられると思います。
両方ともスキル。行動が伴います。
つまり課題設定する際に
スキル面での課題が多くなる傾向にあるということです。
課題を臨床でみつけ勉強することで、アウトプットを臨床で介入時に
活かせるということです。
このサイクルを回していくことで
臨床を意識した勉強をすることができると考えてます。
勉強方法について
結論から言うと、
実技などの行動レベルにまで落とし込むことが重要になります。
僕の場合は、
インプット・アウトプットを通して
知識として深まりましたが、
知恵として技術に変換できていませんでした。
僕らの職業は、
物知りなだけでは臨床で結果を出すことが難しい職業です。
技術に変換するレベルにまで
読んだ・聞いた知識を落とし込む
必要があります。
・知って
・理解し
・臨床に落とし込む
このプロセスを通することで、
臨床に活かすことができると思います。
まとめ
冒頭でも言いました。
教科書や文献を開くのが早くないですか?
大切なことは、
開くタイミングです。
様々な勉強方法がありますが、
インプットする際に問いかけてほしいです。
なぜその教科書?
なぜその文献?
勉強をするときは、
「なぜ?」が目的になります。
目的をみつけるには、
日々の臨床を大切にしましょう。
良かったこと・悪かったこと
難しかったこと・悩んだこと
これらの経験を大切にして、
課題設定をし、教科書や文献でインプット。
インプットした内容は、
臨床でアウトプットする前提で学びます。
そのためには得た知識を行動レベルにまで落とし込んで準備をしましょう。
そして、臨床での悩みを
臨床でアウトプットして効率よく勉強して、一緒に成長できればと思います。
最後に
現状、コロナ渦となり勉強会は
オンラインが主流となっています。
インプットする教材は充実し、
発信してくださる先生方には頭が上がりません。
今回、勉強方法ではなく勉強の考え方を書きたかったのは、
誰かが答えを教えてくれる環境に、
甘えていた自分に対して喝を
いれるためでもありました。
与えてくれた環境を、
どう使っていくのか?
それは自分の中にあると思っています。
自分が何に困っているのか?
どんなことを知りたいのか?を
大切にしてほしいと思っています。
今同じ様な悩みを持つ方の
気分が少しでも晴れれば幸いです。
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